モチーフに詳しい人でも、これを打って納得感があるのか正直微妙。
もっとも他パチンコと比べると演出クオリティが低い上に、内容も古い。
出玉でも他のパチンコと比べてスピード感があるわけでもなく、出玉自体も多いわけではない。

…というわけで、残念ながら導入する理由が見当たらない。

複雑怪奇で、スペックをパッと見ただけでは理解できないが、CR天上のランプマスターを発展化させたようなゲーム性。
大当り確率約1/24（通常・確変中ともほぼ同じ）のうち、ほとんどが潜伏確変状態になる。
いちばんアツいのは、ズバリ内部が通常時で、最初の1/24の大当り時の1/3で出玉の得られるハンティングラッシュに突入する。
よって、ラムクリアされている状態である新台納品時がいちばんアツい。

…で、一度ハンティングラッシュに突入すると、電チュー消化時の1/24大当りは２or14Rの出玉を得られる大当り。これが最大10回ワンセット。それが約67％でループするという内容。

スロットに例えると、山佐の宇宙戦艦ヤマトみたいな一定のゲーム数ごとに周期抽選を行なうART機みたいな感覚。

内容がややこしいパチンコは、機械内容を理解できないまま資金だけが吸い取られていく感覚に投資以上のストレスを感じるという理由から最初から相手にされないことが相応にして多いが、中にはそのゲーム内容にハマって打ち続ける人もいて、その人が稼動を一定に保たせてくれることもある。

化けるどころか、化けすぎる可能性も秘めているかもしれないが、
反対にコケすぎる可能性だってあるのが特異スペック台。
ゲーム性と出玉性能を分かって、納得するユーザーは必ずいるとは思うものの…リスクを少なくする意味でもバラエティといった少台数で稼動の様子を静観しながら増やすなら増やしていくという判断でいいのではないかと思われる。

ただ、個人的には今後の可能性を感じるという意味では化けてほしいかも。
朝イチに全台ラムクリアさせて、イベント台を簡単に作れるという意味でも大きい。
一応、営業中にラムクリアさせて大当りさせやすくすることも可能だが…さすがにこれをやると、お客様に不公平感を与えるし、当局から指導されること必至なので避けたほうがいいだろう(笑)

あと付け加えだが、朝イチのランプで内部的に確変か否かのランプはあるものの、電源投入時から数秒後に消えてしまうので、お客様を座らせてから電源投入という営業方法を取っている店以外は、外部からのランプでの判別はできない仕組みとのこと。

評価は、個人的にスペックだけで評価している。
演出はユーザーがスペックを支持してくれれば、少々悪くても後から評価していってくれる。

ユーザー目線で見れば、台数過多気味に入って急速にヘタれてしまったフィー○ズ系の某機種と比べたら、ちゃんと重厚感ある大当りで、ハマっても確変数発でどうにかできそうっていうのが現実的に思える。

店側目線で見れば、美空みたいに割が取れない…なんてことはなく、きちんと利益も稼いでくれる。

あとは進化系から脱却して、シンプルな作りにしている部分を今後お客様がどう評価していってくれるか？に尽きると思います。

右打ちST機でスピード感を出したスペックだが、既に何機種か登場しており、別に目新しさが無い…というのが正直な感想。
MAXの1/399だと、それだけで敬遠するのであえて1/319で出しているというあたりにこだわりは感じるものの、右打ちSTへの突入率がかなり低めなので、総合するとMAX以上のキツさを感じるんじゃないかな。

…で、あくまで自粛前の入替のメインにはならず、サブ的な要素で考察。
現実的にはバラエティまでかと個人的に思う。

過去にライトミドルで結果が残っているシリーズ機。
そう考えると安心感はあるものの、正直３作品目で飽きてしまっている感も否めず、過度の期待は禁物と思う。
バラエティのスパイスとして、導入は強く望まないが、あってもいいかな？っていう感じ。

スペックで考察すると、一度ツボに入った時の瞬発力＆爆発力は兼ね備えているものの、そこに至るまでが非常に狭い。
ユーザーとして打つならば1/319の確率といえど、実際はMAX以上に厳しい展開を強いられることを覚悟の上で挑まなければならない。
通常時の演出は、どちらかというと甘デジ〜ライトミドル向き。
自粛期間の粗利益貢献を強く希望する店舗が導入を考えてもバラ程度までが現実的だと思う。
正直、別に無視してもかまわないと思っている。

少台数ながらも
ライトミドルの新台で初期稼動が物凄い！と感じたのは、過去に例が無い。
さすがに増台は考え物だが、一定稼動で長持ちしてくれるものと信じたい。

打った感覚が、異様に出にくくなった南国育ち。
他のボーナス+ART機と比べボーナス獲得枚数が少ない上に合成確率が辛い。

ART中にいかにしてボーナス引いてARTを上乗せさせるかにすべてがかかるゲーム内容なのだが、連チャン度合いにしては獲得コインが少なく感じた。

特定ゲーム数でのボーナス成立でのART期待度が高くなる、いわゆるチャンスゾーンだが、これはあくまでボーナス後のゲーム数なのでART中も含まれる。
そして天井RTはART終了後999G。
…要はボーナス後1000G〜天井RTが発動するまでが何も期待できないゾーンとなり、それが大きな負担感になると思う。（ARTが連チャンするほど、そのゾーンが長くなる）

総合すると…正直打っててツライ。
ハイリスク、ローリターン機って感じ。

このメーカーはこの機種で年内最後というだけあって、
流行のボーナス+ARTに、ARTゲーム数上乗せも加味させた点は評価できる。

４号機マッハのゲーム性だった、カップ３連続の期待感をARTのセット数上乗せに持ってきたあたりは、このメーカーのこだわりを感じた。
だがいかんせん、これが確定じゃないので、最後のバトルゲームで負けたときの虚空感が大きくなる。

また演出自体が古臭い感じがするので、せっかくスペックが他機種に負けず劣らずなのに、いざ連チャンした時の高揚感が薄すぎる。
ART中にビッグを引いて、高揚感が高まるときに、そのサウンドがウン10年前の主題歌のままって…古すぎて逆にテンションが低下する。せめて現代風にアレンジされていればまだマシだったのだが。
内部システムが鬼のように複雑みたいだけど…それをすべて覚え切ってまで追いかける魅力があるとは思えない。
仮にトータル的なスペックが他の発売機種と同じデキならば、その次には演出レベルが台寿命を左右すると思われる。

以上のことを総合すると、メイン機というより他の人気機種が事情で買えなかったときの代替機種扱い。

あくまで甘デジバラエティにおけるスパイスとしての利用価値にとどまると思われる。
期待しすぎないことと、あとメーカーに踊らされないことが大事（笑）。
少台数ならば、平均くらいの稼動はしてくれると思う。
高望みしなければ役には立ってくれそう。
盤面デザインでなんとなく分かるものの、ミドル機と間違うお客様が必ずいると思われるので、きちんとスペック違いをユーザーに広告宣伝しておかないといけないだろう。